偶然の再会

街を歩いていたら、目の前に以前職場が同じだった友人。喫茶店でお茶をした。わたしも彼女ももう職場から離れてしまったけど離れてみてからこそわかるあの時代について話し合った。彼女は私の黄金時代と名付けていたけど、そんな気持ちがよくわかる。新たな職場で感じる違和感に前向きかつ正直な気持ちで立ち向かうところまで一緒。その結果についても素直に受け入れ、でもこれからも私たちの指針を形作ったあのときの周囲にいた人たちのような人間になろうと目標を高くもって正直にベストを尽くそうという気持ちまで語り合い、共感しあう。こんな気持ちは私だけではなかったんだ。同じような気持ちを抱いて新たな道を歩いている友人に出会ったのもなにかのサインなのかな。店を出るとまだ明るいものの夕方の少し涼やかな風が吹いていた。