あなたに見せたい絵があります。-ブリヂストン美術館開館60周年記念 - 雪舟及び2つの収蔵作品

お世話になっているTakさんがブリヂストン美術館とコラボした楽しい企画、「あなたに見せたい絵があります。」内覧会へ行って来ました。
島田館長によるご挨拶後、貝塚学芸員による講演でこの展覧会の見所などを拝聴いたしました。

東京にあるブリヂストン美術館と九州、久留米にある石橋美術館両館には2500の収蔵作品があり、今回はこの内、ブリヂストン美術館（おもに西洋絵画）から84作品、石橋美術館（主に日本の絵画作品）から25作品を選び、展示しているとのこと。すべて自分たちの収蔵作品でこれだけの展覧会が開催できるなんて、素晴らしいことですね。
また、今回はすべての作品に子供でも分かるようなテキストを添えていて、それも見所の一つのようです。抽象という言葉を使わずに、どうしたら子供に絵を楽しんでもらえるのか苦心されたそうです。

さて、展示構成は、自画像、肖像画、ヌード、モデル、レジャー、物語、山、川、海、静物、現代美術のテーマで区切られ、まるでちいさな展示会が11個集まったかのような構成。

そのようなお話を聞いた後に、展示会会場へ。

今回は特別に写真撮影の許可も頂いております♪

この展示会は盛りだくさんなので、今日の記事は雪舟と2つの収蔵作品でひとまず終えようと思います。

7つめのテーマ「山」で見所はなんといっても、東京ではめったに見られない作品、雪舟の「四季山水図」。こちらは普段は久留米の石橋美術館にあり、東京には6年ぶりにやってきたとのこと。

2つの新たな収蔵作品である岡鹿之助「セーヌ河畔」とギュスターヴ・カイユボット「ピアノを弾く若い男」も必見。
この岡鹿之助「セーヌ河畔」は素朴でルソーを敬愛した様子がよくわかります。暖か味のある空の色がとても良く、ずっと見ていた家出した。入手については明確にはされていませんでしたが、どうやら長年コレクションを続けてきたその実力の一端のようです。

「あなたに見せたい絵があります。-ブリヂストン美術館開館60周年記念」
ブリヂストン美術館
休館日：4/15(日) 4/23(月) 5/28(月)（これ以外の月曜日は開館！）
2012年6月24日(日)まで
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/