art
お世話になっているTakさんがブリヂストン美術館とコラボした楽しい企画、「あなたに見せたい絵があります。」内覧会へ行って来ました。 島田館長によるご挨拶後、貝塚学芸員による講演でこの展覧会の見所などを拝聴いたしました。 東京にあるブリヂストン美…
明日から開催予定のトゥルーズ=ロートレック展 内覧会に三菱一号館美術館へ行ってきました。 ロートレックの写真も豊富で子供のころプティ・ピジュー(小さな宝物)と呼ばれていたという記事を読み、なぜかローラン・プティを思い浮かべていました。ママに大…
鑑賞後、いろんな考えが湧きあがってきた展示会。 一番印象に残ったのは、「海の幸」。神話と海辺の世界が結び付いた最骨頂。海からの贈り物であるサメを3匹肩に担いで漁村に戻る猟師たちの姿は、過去から続いてきた自然との命のやり取りの結果として贈り物…
「木を植えた男」の原作者フレデリック・バックの展示会へ行ってきました。作品数が多くてとっても濃厚な展示会でした。 初期の絵をはじめたころからアニメーションをはじめ、あの「木を植えた男」が作られ、その後へと続く彼の人生を追うかごとくの流れ。 …
仲良くしている皆さんに大人気の名和晃平さん。その作品を実際に観に行きたく、比較的すいているだろと思われる平日休みに清澄白河へ出かけてきました。予想通りスムーズに見ることができました。 部屋に入ると真っ白な世界がまぶしくて、クラリとめまいがし…
太陽がギラギラとコンクリートを照らしていたので、出かけるのを躊躇したのですが、行って良かった展覧会。ジャポニズムの器に迎えられ涼やかな気持ちになりました。 入ってすぐにがあさがおの間。 ティファニーのガラスの器に迎えられます。ガラスの器には…
江戸後期に活躍した歌川国芳の没後150年記念の展覧会、前期「豪傑なる武者と妖怪」は6月に、そして、後期の「遊び心と西洋の風」に昨日に行ってきました。 前期は武者絵や妖怪画。「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」では水滸伝の物語に登場する豪傑たちが力強く…
伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」が静岡県立美術館より貸し出されて6/20まで展示されていると知り、この機会を逃すものかと鑑賞してきました。もちろん、伊藤若冲のこの屏風を見ることができて嬉しかったのですが、それ以上に表現豊かな獅子の描かれ方を愉しん…
6月19日、明日までの展覧会。花鳥の美も2度鑑賞*1。 「色絵花鳥文蓋物」 柿右衛門 蓋のつまみとして、ちょこんと坐っている動物が可愛らしかった。狛犬かなと思ったのですが、サントリー美術館の「鳳凰と獅子」展をみて、これは獅子か!と思いました。 *1:花…
まず、アンフォルメルってなに?というところから私は始まりました。展示の紹介記事では、 『20世紀前半に絵画の黄金時代を築いたパリでは、第二次大戦後に既成の概念や素材、価値観に縛られない新しい抽象的な絵画が生まれました。それらはやがて「アンフォ…
入ってしばらくして、軽い恐怖を感じました。 町田久美さんの「とまり木」を見た後に鴻池朋子さんの髑髏が正面に描かれた「無題」という屏風を見たときに、なんだかわからないのですが、自分の頭蓋骨が真中からパカッと二つにわかれて、中から何かが出そうな…
新年度初出光は花鳥の美。今年も出光美術館の会員になったので、去年同様頻繁に鑑賞していくつもりです。 「五彩鴛鴦形香炉」 景徳鎮窯。ただし、水差し部分はベトナム製。正面から見ると左側の鴛鴦が口を開き、右側が閉じていて、じっと見ているとユーモア…
5/29(日)まで。 レンブラント展の講義を受講した時*1にこちらも鑑賞してきました。茶道でも香道は結びつきが強いので、勉強の意味も込めて...。 芳しき香り漂う会場。伽羅や白檀の香木が展示されており、ところどころにその香りを聞くブースがあります。 今…
5/5に引き続き、2回目の鑑賞。 今日はなんと、芸大の熊澤先生からレンブラントの講義をしていただき、それを踏まえて鑑賞してきました。 今回の展示は版画がメインである。過去の大きなレンブラント展は「レンブラントとレンブラント派*1」、「大レンブラン…
美術の中でも日本画が好きな私ですが、浮世絵はあまり興味がありませんでした。ですので、実のところこの展覧会も余り気にとめていなかったのですが、彼がこれに非常に興味を持っていたので見てきました。版画が好きなのは知っていたのですが、浮世絵もその…
懇意にさせていただいている美術鑑賞仲間のみなさんが、"アート好きによるアート好きのための図録放出会「art circle」Vol.1"というイベントを企画してくださったので出かけてきました。これは有志のみなさんが自宅にある図録をここで放出し、その引き換えの…
子供のころ、相模原の商店街にあった「赤い手」、「青い手」そして「坐ることを拒否する椅子」。それは触り放題、座り(?)放題のオブジェ。それが岡本太郎の作品との出会いでした。二度目の出会いは川崎市岡本太郎美術館。 そして三度目が今回です。 入っ…
今日から再開した国立新美術館でシュルレアリスム展に行ってきました。 さすがに外に列ができるほどではなかったですが、室内は多くの鑑賞者がいました。 シュルレアリスムは第一次世界大戦後にフランスで発生したものだと事前に読んでいた「シュルレアリス…
「マリー・アントワネットの画家ヴィジェ・ルブラン」展の内覧会へ行ってきました。 心踊る展覧会。恋をしたくなる展覧会。 というか一目惚れもしてしまった展覧会でした。 音楽の都ウィーンからフランスに嫁いだマリー=アントワネットは、同じ年に生まれた…
面白かった! 全国を旅した松浦武四郎。くまなく観察した動植物、風俗などを絵や文章で表現。特に北海道でのアイヌ民族の文化風習などを記したものは素晴らしい。 お土産(?)や持ち物でコラージュした涅槃図が私のお気に入り。 幕末の探検家 松浦武四郎と…
INAXギャラリーで二つの展示を拝見。 まずは銅版画。「The candle flickered in the wind」など2m幅の大きな作品で、まるで雄叫びを上げているかのように見える馬のメリーゴーラウンドに、下方では川面が大きく揺れている。 風で波立つ水の揺らぎや、影の動…
"社会的にも激動の時期である1930年代後半期、「日本画」の世界において、伝統的美意識による創造に決別し、新たな表現を目指す活動*1"に焦点を当てた展示会。 当時の、既成の古いものを破って新しいものを打ち出そうとする意志、意気込みが強くみられた。 …
1月に2回ほど鑑賞。第2部ももちろん観に行きます! 金箔の屏風に蒸せるような花々の競演あるいは屏風の舞に圧倒。絶え間ない香りに蒸せるかのような気持ちになり、その後に見た酒井抱一の白蓮図に漂う静謐さにすくわれる。 そして再び、光琳の金と緑青が対比…
ある意味で非常に心をゆすぶられた展示。 昨年もホテルニューオーターニ*1で平山氏の絵をみているのだけど、今回は「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」というイランの代表的な映画監督、モフセン・マフマルバフ氏によ…
今日までのギッター・コレクション展を見に千葉まで行ってきました。 "ギッター・イエレン夫妻の所蔵する日本美術コレクションの中から、江戸絵画を中心とする優品を選りすぐり、日本で初めて本格的にその全容を紹介する"という展示。夫妻の家の内部の写真も…
また、「ジャンヌ・サマリー」みっけ。今度のは彼女の顔がアップで嬉しい。 アップップ。 前回分はこちら↓。 プーシキン美術館展ポスター - * cosi cosi * プーシキン美術館展 フランス絵画300年 横浜美術館 2011年4月2日(土)〜6月26日(日) http://www.a…
終わってしまった展示だけどメモ。細かい描写を次々と見ていくのは、根気と集中力が必要だった。宗教、肖像、自然をテーマに版画、素描を作成しているデューラー。 良いなと思ったのが、聖三位一体。 あと、美しい人体のバランスについてかなり追求している…
吉祥寺駅で見つけたプーシキン展のポスターがとっても素敵。ピンク色を背景に、女性が柔らかい表情で、もの問気にでこちらを見ています。その女性はルノアールが描いた女優ジャンヌ・サマリー、「ジャンヌ・サマリーの肖像」。 3mほどの巨大なポスターですが…
昨日*1に引き続きトーハク初もうで模様。今日は16日までの特別公開編。きっと人だかりができるに違いないと、早めについてまだ人気のない時に真っ先に向かった展示室。ゆっくりと見ることができて幸運でした。 風神雷神図屏風、尾形光琳作(重要文化財) 檜…
恒例の上野の初もうで。 生け花がお出迎え。 東博に入ってすぐに向かったのは光琳の風神雷神図や狩野永徳の檜図(どちらも1/16(日)まで)などのある展示室。朝早めに行ったので、比較的空いていてゆっくりと見ることができました。この感想はのちほど。今回…