写楽@東京国立博物館

Sharaku
美術の中でも日本画が好きな私ですが、浮世絵はあまり興味がありませんでした。ですので、実のところこの展覧会も余り気にとめていなかったのですが、彼がこれに非常に興味を持っていたので見てきました。版画が好きなのは知っていたのですが、浮世絵もその範疇に入っていたようです。
既に観に行っていた人から混雑状況を聞き、朝一番の9:30前に入口に到着しました(チケットは上野駅構内で購入)。既に列ができていて、私たちは前から30〜40番目ぐらい。開門するまで後ろの列も伸びていきます。
中に入ると入口付近が混んでいるので、そこはさらっと流し、どんどん奥に進みました。奥の方は空いていてゆっくり鑑賞できますので、この作戦(?)オススメ。おかげで2周巡りました。
10か月しか活動していなかった写楽のほぼ全作品を鑑賞できる本展示。
写楽以前の浮世絵、写楽の作品、そして写楽以後という展示構成。また、歌舞伎の物語に沿っての展示。私は歌舞伎を見たことがないので、物語や役者に詳しい人にとってはより見ごたえがあったのだと思う。あー、知らないって損してるわ。
私たちが注目したのは海老蔵様の祖先、市川鰕蔵の浮世絵。やっぱり何となく似ている。あと私がひそかに注目していたのは平賀源内の大事な人、瀬川菊之丞の姿。
当たり前かも知れませんが、同じ歌舞伎役者を他の浮世絵が画描いてもぱっと見て、この役者ねとわかるのも面白かったです。
写楽を見て感じたのは、太い筆のような線と黒い着物が印象的。浮世絵って黒を魅せる(見せる)絵なのかも。そう思うと墨絵との共通点をみつけたような気がして、好きになりそう。
東京国立博物館

特別展「写楽
日時:6/12(日)まで
   (5/16(月)及び 5/23(月)は休館)
場所:東京国立博物館 平成館 特別展示室
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写楽 (別冊太陽 日本のこころ 183)

写楽 (別冊太陽 日本のこころ 183)