アルブレヒト・デューラー版画・素描展@国立西洋美術館
終わってしまった展示だけどメモ。細かい描写を次々と見ていくのは、根気と集中力が必要だった。宗教、肖像、自然をテーマに版画、素描を作成しているデューラー。
良いなと思ったのが、聖三位一体。
あと、美しい人体のバランスについてかなり追求している点が興味深かった。科学者的な視点。
描くときに宗教、肖像、自然という3つのテーマを頭に置いていたらしいが、描くという行為はどういう意味を持っていたのだろうか?自分のために描くというより、神への貢物にちかいのかとも思う。
この展示の後にギュスターヴ・ドレの挿絵入りの「絵で見る十字軍物語」(塩野七生著)を読んだので、つい比べてしまいましたが、デューラーは白を有効に生かし、布の描き方、表情の豊かさ、人の動きなどがあり、見ごたえがあったと感じました。
アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然
国立西洋美術館
1月16日(日)まで
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 単行本
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