もてなす悦び展@三菱一号館美術館
太陽がギラギラとコンクリートを照らしていたので、出かけるのを躊躇したのですが、行って良かった展覧会。ジャポニズムの器に迎えられ涼やかな気持ちになりました。
入ってすぐにがあさがおの間。
ティファニーのガラスの器に迎えられます。ガラスの器には朝顔が描かれていたり、あるいはかたどられています。青い朝顔が描かれたコンフォート、朝顔形鉢はいつまでも見ていたくなります。
大広間ではそれぞれのテーマにセッティングされたテーブルがいくつか置かれ、まさにお茶会がいくつも開催されているようでした。カップより少しばかり、テーブルを覆っているクロスに目を向けてしまいました。襞の作り方や布の切り替え、色の組み合わせやレース遣いが興味深かったもので...。
同じ大広間に、V字のケースに並べられたティーカップのコーナーも時間が止まってしまった場所。蜻蛉や蝶を模った取っ手部分。透かしのあるティーカップ。扇形のティーソーサー。猫足のような足が付いたカップもありました。絵柄も梅の花や蝶などの虫、色柄も様々。
着物から影響を受けたティーガウンも素敵でした。特に灰色に薄い桃色でぽってりと桜の花を刺繍していたものが好きでした。
もてなす悦び展
ジャポニズムのうつわで愉しむお茶会
三菱一号館美術館
8/21(日)まで
http://mimt.jp/omotenashi/
- 作者: 久我なつみ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/10/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る