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2010年展覧会 Best10

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知り合いの皆さんがそのブログで2010年ベスト10を発表し始めているので、私も書いてみようと思います。初参加♪ 1位 田中一村展 新たなる全貌@千葉市美術館 数も多く、絵の素晴らしさ、特に奄美で描いた作品群に衝撃の連続! 2位 斎藤真一展 瞽女と哀愁の旅路…

【告知】特別対談「三瀬夏之介×池田 学 現代アートの衝撃波 1973年生まれの新潮流」@紀伊國屋サザンシアター

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twitter経由*1で面白そうなイベントを紹介してもらいました。 現代アートは最近少しずつ見るようになってきたばかり。このお二人の作品については、先日、三瀬夏之介さんの作品を観たのが初めてでした*2。対談を聴けば、このとき感じた気持ちのうごめきの謎…

『100かいだてのいえ』のひみつ 岩井俊雄が子どもたちと作る絵本と遊びの世界展@吉祥寺美術館

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吉祥寺美術館で2/20まで開催中の『100かいだてのいえ』のひみつを観てきました。コピス吉祥寺の7階に着くと、子供の楽しそうな声が聞こえてきます。 中に入ると「100かいだてのいえ」と「ちか100かいだてのいえ」の絵本や岩井さんがお嬢さんと作った段ボール…

佐藤ちひろ展 「28のお気に入り〜手作りの小箱に思いを込めて〜」@ギャラリーフェブ(吉祥寺)

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吉祥寺で昨日から友人の個展が始まったので行ってきました。 デンマークの製本技術や刺繍を学び、帰国してから彼女らしいエッセンスを加えた綺麗な布で覆われた小箱に可愛らしい刺繍が施された作品を発表しつづけています。今回も北欧に興味を持ったきっかけ…

日本画に見る四季の美展 −大観から、玉堂、清方、松園まで−@ニューオータニ美術館

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ニューオータニで出口がわからなくて、迷子になった時に美術館で気になる展覧会をしていたので、フラリと寄ってしまった。 入ってすぐにある竹内栖鳳の屏風「獅子」に目が釘づけ。真っ金色に染まった屏風の右双に獅子が口を大きく開き、慟哭。そして、頭がか…

池田亮司 Ryoji Ikeda@ギャラリー小柳

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本を読んだり、通勤中にも、こうしてPCに向かっている時にも、どこかで情報が処理され、加工されていく。そのようなことは知らないだけで、自分に関わることに違いなく、でも、気付かずに安穏と暮らしている。 そういうことの怖さも感じる。 池田亮司 Ryoji …

田中真吾 −踪跡−展@INAXギャラリー2

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最初、少し気分が悪くなった。黒く炭になった何重にも重ねられた紙は生々しく感じたから。まるで、燃やされる前までは命があったかのようで、無機物だとは思えなかったのです。白い立体物に走る黒い炭が連なると、塊としての力強さがあると感じた。 田中真吾…

カンディンスキーと青騎士展@三菱一号館美術館

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明日から開催のカンディンスキーと青騎士展の内覧会へ行ってきました。 カンディンスキーの絵は観たことがなかったのですが、とんがった抽象画なのかと勝手に思っていましたが、そんな印象をがらりと変えてくれる展覧会。 初期のころのカンディンスキーの絵…

茶陶の道 −天目と呉州赤絵@出光美術館

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国宝「油滴天目茶碗(大阪市立東洋陶磁美術館蔵)」が見られるのは12/5(日)まで! 出光美術館のメールマガジンの説明によると、この国宝の油滴天目茶碗は 国宝に指定されている4件の天目茶碗の一つ 青色や白銀色に輝くおびただしい結晶が、力強い器形の内外…

山本麻友香 展@ギャラリー椿

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入ってすぐ、湖の上に浮かぶボートにサイとサイの角がついた被り物に身を包んでいる少年の絵がまず目に入った。両者は向かい合っている。周囲は青い森。 ぐるりとギャラリーに飾られたほかの絵も、草原や森などが背景で頭に動物の角などがついた帽子などをか…

円山応挙 - 空間の創造@三井記念美術館

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前半の眼鏡絵*1では私が持っていた「応挙」の印象とは異なる側面が見られて面白かった。「松に孔雀図(くじゃくず)襖(ふすま)(部分)」は事前ではなぜか色彩があると誤解していた。金箔に墨でクジャクの模様まで細かく描かれていて、骨太な美しさを感じた。…

没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった@新国立美術館

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この展覧会は駆け足で巡ってきたので、駆け足で書いてしまおう。 印象的だったのはゴッホが労働者たちの素描をその生活に入り込み、苦しくも描き続けたということ。その絵を見ていると、それはただ単に描いたということではなく、自分がその労働者一人一人に…

草間彌生 水玉宇宙の星たち@丸の内ハウス

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新丸ビル7Fで開催中の「草間彌生 水玉宇宙の星たち」を見てきました。 エレベーターを降りると、そこに待ち構えているのは 《宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ》 新丸ビル7Fは草間ドットがそこここに。 《水玉強迫 マネキン》 《I'm Here, but Nothing》 この部屋…

「三瀬夏之介展」−だから僕はこの一瞬を永遠のものにしてみせる−」@第一生命南ギャラリー

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twitterで知った展覧会。平日の午後限定ということですが、この場所ならランチタイムで見ることができるので行ってきました。 それほど大きくない部屋に6つほどかな、作品が飾られていました。 入って正面にはこの展示会のメイン、タイトルの大きな屏風。 な…

マティス Jazz@POLA MUSEUM ANNEX(銀座)

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片側の白い壁に向かって黒いカウンターがあり、同じく黒い椅子が幾つか置かれている。どこかのバーのよう。 椅子に座ったときの目前には20点のステンシル版画が横二列に並べて飾られています。 それが、挿絵本『ジャズ』20点すべて。 これらの作品は大病を患…

Olafur Eliasson Feeling things@Gallery Koyanagi(銀座)

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オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)初見。 光と影のインスタレーション 光に照らされて映る自分の影。 重なる自分の影。小さい頃見いっていた地面に映る影とはどこか違うもののよう。 灰色の影はまだしも、影とはいえ 青や黄などに彩られた自分の姿…

「石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」@資生堂ギャラリー

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ロンドンの美術系出版社、テームズ・アンド・ハドソン(Thames & Hudson)で制作中の本*1に掲載予定の未発表作品含め、主要なもの約60作品の模型を主体とした展示。 こちらの本は石上純也さんの建築に対する考えを示すものということなので、その考えを模型に…

「生誕260年 仙がい −禅とユーモア」展@出光美術館

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大好きなセンガイさんに会ってきました。 入ってすぐに仙がい和尚像があったのですが、私の想像とは違う雰囲気をお持ちでした。おおらかに笑う坊主の絵が多いせいか、そんな笑顔の似合うお爺さまかと思っていたのです。像は眉が厚めに盛ってあり、鼻が高く、…

「Self Portrait - 私という他人」@高橋コレクション日比谷

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高橋コレクション日比谷にて11月28日(日)まで開催中の「Self Portrait - 私という他人」を観てきました。東京藝術大学絵画科では、卒業制作に自画像を描くという伝統が、黒田清輝の時代から守られて*1いるそうです。 なにか不安な様子の「私」、 意識的にも…

草間彌生展 ワタシというナニモノかへの問い@吉祥寺美術館

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吉祥寺に草間彌生さんの作品が来たので、早速見てきました。 吉祥寺美術館の入り口も水玉! TV、雑誌などで草間さんやその作品を見たことはあったのですが、実物を見るのははじめて。会場につくと、いつもよりも観賞者数も多い様子。 1952年作の≪無題≫、≪Inf…

「田中一村 新たなる全貌」@千葉市美術館

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明後日の日曜美術館で放映される前に行ってきました。千葉市美術館で展示中の「田中一村 新たなる全貌」。 田中一村との出会いは2006年の「日曜美術館30年展」東京藝術大学大学美術館の展示。そこで『サクラツツジとオオタニワタリ』、『カジュマルにトラ…

「三菱が夢見た美術館 岩崎家と三菱ゆかりのコレクション展」@三菱一号館美術館

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先日、「三菱が夢見た美術館」の内覧会に参加してきました。 私の第一目的は「国宝 曜変天目*1(稲葉天目)」。静嘉堂所蔵のもの。世界に三椀しかないという曜変天目をまだ一つも目にしたことがなかったので、大変楽しみにしていました。ほの暗い展示室のガ…

平山郁夫―平和への祈り@ホテルオークラ東京

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彼のリクエストで平山郁夫展を見てきました。子どものころに家族で何度か見に行ったことがあるそうです。私は実際に見るのは初めて。 70点余りの展示。 私の感想としては整い過ぎていて面白みが少なく感じました。一番きれいだったのは、夕焼けの真っ赤な海…

「誇り高きデザイン 鍋島」@サントリー美術館(六本木)

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「200年あまり続いた鍋島藩窯の草創期から幕末の製品まで」の磁器が揃った展示会。ほとんどが17世紀から18世紀に作成されたものというのに、そのデザインはすでに完成されています。伝統的な技術に加えその色彩、構図、形はバランス良く、大胆あるいは繊細。…

「日本美術のヴィーナス」展

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美しい人に出会うとギラリとした日差しさえ涼しく感じるものなのか。 出光美術館で麗しき日本美術のヴィーナスたちに会ってきました。 菊池契月「朝爽」 息をのんだ。灰色かかった瞳は異国の人のようにも見えたけど、きっと日本女性。白く透き通るような肌に…

オルセー美術館展@国立新美術館

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12:00頃国立新美術館展に到着。すでに列が長く30分待ちという状況。会場内も人が多かった!出展数が多い(約60点!)ので、見ごたえはありますが、何といっても人人人。鑑賞者の後ろからさっくりと見て行きました。 入ってすぐにドガの「階段を上がる踊り子…

屏風の世界@出光美術館 2回目

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屏風の世界*1の後期展示を見てきました。今回印象的な展示品はこの2点。 与謝野蕪村の「山水図屏風(六曲一双)」:描かれているのは光沢のある白い絹の絖(ぬめ)です。そのこともあってか、蕪村の柔らかい筆遣いがさらに穏やかに見えます。切り立っている岩…

シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い@東京藝術大学大学美術館

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「シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」展に行ってきました。 まず、ロシアのネオ・プリミティブスムの展示室では、ナターリヤ・ゴンチャローワの作品、中でも「葡萄を絞る足」に見入ってしまいました。くっきりと太い線で縁取られていたり、色…

カポディモンテ美術館展@国立西洋美術館

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「カポディモンテ美術館展」を見てきました。中でも印象的なのは次の3つ。 パルミジャーニノの「貴婦人の肖像(アンテア)」: ポスターにもなっている絵。美しい気高さ。テンの毛皮をかけ、素晴らしい宝飾品や衣装をまとうその身体は顔に比べて少し大きく見…

「暗がりのあかり チェコ写真の現在」@SHISEIDO GALLERY

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チェコの絵画や人形劇、アニメが好き。カレル・チャペック、トゥルンカのようかわいらしい絵も好きだし、一方、オテサーネクの世界も見るのに気力が必要だけど、悪魔的に引き込まれる。そういえば、先日みたミュッシャ*1もチェコ出身。 チェコの文化は暗く深…