没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった@新国立美術館

この展覧会は駆け足で巡ってきたので、駆け足で書いてしまおう。

印象的だったのはゴッホが労働者たちの素描をその生活に入り込み、苦しくも描き続けたということ。その絵を見ていると、それはただ単に描いたということではなく、自分がその労働者一人一人になりきって、その内面を表に現そうとする苦しみのように思える。

本展は、ゴッホの代表作に加え、ゴッホに影響を与えた画家たちの作品、ゴッホ自身が収集した浮世絵などを展示し、「ゴッホがいかにして『ゴッホ』になったか」を明らかにするものです。今回のゴッホ展では、ゴッホの世界的コレクションを有するオランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館の全面的協力のもと、日本初公開作品を含め、選び抜かれたゴッホの油彩35点、版画・素描約30点と、オランダ時代のゴッホに絵画表現技法の基礎を手ほどきしたハーグ派のモーヴや、芸術の都パリ時代に出会ったモネ、ロートレックゴーギャン、スーラなどの油彩画約30点、その他関連資料約20点を一堂に展示します。
また、ゴッホのアルル時代の寝室を会場内に再現し、出品作《アルルの寝室》と見比べながら、ゴッホが空間をどのように捉えて絵画で表現したかを探る画期的な試みや、科学的な視点によるゴッホの技法の分析の成果も交えて、多方面からゴッホ芸術の秘密に迫ります。
―ホームページより

没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった
VAN GOGH: The Adventure of Becoming an Artist
国立新美術館
http://www.gogh-ten.jp/tokyo/
12月20日(月)まで