オルセー美術館展@国立新美術館

12:00頃国立新美術館展に到着。すでに列が長く30分待ちという状況。会場内も人が多かった!出展数が多い(約60点!)ので、見ごたえはありますが、何といっても人人人。鑑賞者の後ろからさっくりと見て行きました。
入ってすぐにドガの「階段を上がる踊り子」に惹きつけられ、ロートレックの「黒いボアの女」の粋な女性に憧れを抱き、ゴッホの「星降る夜」のきらめく星に夜歩くドキドキ感を思い出す。
そしてナビ派のコーナーへ。すでに観てきた人たちからこのコーナーに対する高評価を聞いていたので、楽しみにしていました。私もこのコーナーが好きでした。特にモーリス・ドニ「木々の中の行列(緑の木立)」、フェリックス・ヴァロットン「ボール(ボールで遊ぶ子供のいる公園)」、エドゥアール・ヴュイヤール「ベッドにて」。
そして、印象的だったのがフェリックス・ヴァロットン「夕食、ランプの光」。正面の女の子がきらりと光る大きな目でこちらをまっすぐ見ています。そして、左右に居る大人たちはその女の子の方を見て。誕生日のお祝いか何かなのかしら。それにしても、その女子の目力の強いこと。こういう目力の強い女性の絵にはこちらも同じ強さで引っ張られてしまいます。
それでも今回の展示で一番好きだったのはアンリ・ルソー!「戦争」も「蛇使いの女」も夢中になってみていました。「蛇使いの女」の大きな蛇は滑っとした気味悪さはなく、もこもこした感触のように見えて、愛嬌を感じました。

オルセー美術館
国立新美術館
8/16(月)まで
http://orsay.exhn.jp/index.html

Pen (ペン) 2010年 6/1号 [雑誌]

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