「誇り高きデザイン 鍋島」@サントリー美術館(六本木)


「200年あまり続いた鍋島藩窯の草創期から幕末の製品まで」の磁器が揃った展示会。ほとんどが17世紀から18世紀に作成されたものというのに、そのデザインはすでに完成されています。伝統的な技術に加えその色彩、構図、形はバランス良く、大胆あるいは繊細。
磁器を見ているにもかかわらず、私は着物を見ているような錯覚さえ覚えました。それはそのデザイン故でしょう。
中でも気に入ったのは雪輪や組み紐、竹笹の大胆な文様。着物でも洋服のテキスタイルでも、どちらかというと大柄の大胆なデザインが好きなのはこういうところでも現れてしまう。

「誇り高きデザイン 鍋島」
サントリー美術館(六本木)
10/11(月・祝)まで
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/10vol03/index.html

先日「余白の美 酒井田柿右衛門」を読んでいたので、磁器を見るのは復習の良い機会。

余白の美 酒井田柿右衛門 (集英社新書)

余白の美 酒井田柿右衛門 (集英社新書)