茶陶の道 −天目と呉州赤絵@出光美術館
国宝「油滴天目茶碗(大阪市立東洋陶磁美術館蔵)」が見られるのは12/5(日)まで!
出光美術館のメールマガジンの説明によると、この国宝の油滴天目茶碗は
- 国宝に指定されている4件の天目茶碗の一つ
- 青色や白銀色に輝くおびただしい結晶が、力強い器形の内外面に映える
- 室町時代に招来されてより、豊臣秀次−西本願寺−北三井家−若狭酒井家と伝世して安宅コレクションに加わった
なのだそうです。
先日、三菱で拝見した*1同じく国宝の「曜変天目茶碗」の七色に輝く華やかさとは異なり、渋さのある美しさ。見れば見るほど味わい深いお茶碗でした。展示物に国宝ではない「油滴天目茶碗」もあるのですが、明らかに美しさが異なりました。模様の差や地肌などを見比べるのもおもしろし。また、この国宝の油滴天目茶碗の付属として、3つも台がついていたり、塗りの入れ物に、桐箱などの付属品を見るのも勉強になりました。
今回のもう一方の主役である呉州赤絵。初期のころのものなのか、そのおおらかな描写には笑いがこぼれました。人物を描いているのに、私にはどうみても河童に見える…。青の鮮やかさに目を奪われたり、線から大幅に色もはみ出していて仰天したり、そしてそれがいい味わい。
「やきものに親しむⅧ 茶陶の道 −天目と呉州赤絵」
出光美術館
12/23(火・祝日)まで
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html
- 作者: 安藤堅
- 出版社/メーカー: 新風書房
- 発売日: 2003/10
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