鳳凰と獅子展@サントリー美術館

サントリー美術館、Suntory Museum、六本木ミッドタウン、Tokyo Midtown
伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」が静岡県立美術館より貸し出されて6/20まで展示されていると知り、この機会を逃すものかと鑑賞してきました。もちろん、伊藤若冲のこの屏風を見ることができて嬉しかったのですが、それ以上に表現豊かな獅子の描かれ方を愉しんだ展示となりました。
鳳凰

黄金の屏風に描かれた鳳凰が優雅な姿でした。葵の御紋が入っているので、徳川家のものらしいです。なんとなく、この鳳凰を眺めながら苦悩を前にしたのだろうか、あるいは病気や老齢になった時、この鳳凰の前で何を思うのだろうかと考えてしまいました。それほどまでに、不死鳥らしく優美でした。

水墨画。キリリと月を仰ぎみる鳳凰が凛々しい。月はほのかに色が付き、当時は五彩を感じさせるものだったそう。

なんて鮮やかな色彩のまま残されているのだろうと驚きました。浮き出るほどに。トリコロールの尾羽を持つ鳳凰

  • 中興名物 玳皮盞(たいひさん) 惨鸞天目(らんてんもく)

鳳凰や茶碗の底には蝶らしきものが描かれた天目茶碗。長尾鳥という別名。素晴らしくて、うっとりしてみていました。

右隻に動物たち、左隻に鳥たちが描かれています。右隻に獅子らしきものもいます。白い雲のようなものの上にも動物がちょこんとこちらを見ていたり、まるっこい感じに描かれていますし、色彩も薄桃や赤、青など使われていたので、全体的にポップな印象でした。そして、思っていたよりも大きくありませんでした。
<獅子>
時代ごとにその表情が可愛らしくなっているように見えました。もう、怖くなんてなくて愛くるしいほど。

空白の中に躍動感ある獅子が対峙。この獅子は勇ましい。

子を落としながらも、風にたてがみ(?)をなびかせるほど険しく高い崖の上から、よじ登ってくる子獅子を見守る母獅子。そして、落ちまいと一生懸命に上る獅子。良い絵だった。

  • いそ田湖龍斎「石橋図」

牡丹を頭に載せている獅子が可笑しい。お能の石橋図(しゃっせきず)が由来。

『美を結ぶ。美をひらく。』II 不滅のシンボル 鳳凰と獅子
サントリー美術館
7月24日(日)まで
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/11vol03/index.html

開館50周年感謝企画として、「開館50周年記念『美を結ぶ。美をひらく。』II 不滅のシンボル 鳳凰と獅子」展の入場券を購入すると、本展並びに同記念展III、IVのうち、どれか好きな展覧会を鑑賞できる無料招待券を頂けます♪ただし、無くなり次第終了だそうです。注意事項など、詳細はホームページでどうぞ。

六本木ミッドタウン、Tokyo Midtown