いちごと祖母


差し入れのイチゴ。
時代錯誤なことに、午後になると、
オフィスがかなり暑くなるので、
ひんやりとした感触と酸味のある甘さが嬉しい。


祖母がICUからでて、病院も変わるそう。
ほとんど異次元の世界にいました、と母からメールがあった。
こんなことになる前から祖母は異次元に度々出掛けていたので、
入院したら急速に進んでしまうだろうと覚悟はできていたが。


病院のベッドで眠る祖母は小さく、私でも
抱き抱えられるのではないかと思うほど、軽く見えた。