御岳山 その2 〜七代の滝、天狗岩〜

レンゲショウマ、武蔵御嶽神社、Okutama-Mitake Mt.
さて、武蔵御嶽神社をお参りし、昼食をとった後は*1、七代の滝(ななよのたき)に向かいました。

途中の分かれ道でぐるりと廻ってきた人に「この先のロックガーデンはとってもいいですよ!きっと来てよかったと思いますよ」と教えていただきました。

靄がかる山
Okutama-Mitake Mt.

ツリフネソウ。
ツリフネソウ、Okutama-Mitake Mt.

天狗岩を右手に見ながら、滝に向かって下る道はかなり険しいものでした。
勾配はきつく、木の根が大きく張り出し、絡み合っているため、そこに足を取られそうになったり、また、根が雨露に濡れているので滑ってしまいそうです。
段差が強いところで躊躇して立ち止まっていると、下にいた彼が振り返り、手を私のほうに差し伸ばしていました。
手を持って支えてくれるの?!とその王子様のようにかっこいい姿に盛り上がって、目をキラキラさせている私に彼が一言「かばん持つよ」。
あー、そうでしたか。
こんな急坂の山道がしばらく続くと、鉄階段が現れます。この階段は一人しか通れない幅なので、登ってくる人を優先に間隙を縫って降りて行きます。
Okutama-Mitake Mt.

そんなこんなでヘトヘトになったところに、とうとう七代の滝が現れました!
轟々と落ちる滝飛沫を浴びる気持ちよさは格別。
七代の滝、Okutama-Mitake Mt.

そして、またあの勾配のある坂を登っていきます。登るのもキツイ。息切れしつつ登ると、左手に天狗岩が再び見えてきました。岩の前には岩に登ろうとしている人たち、登っている人を待っている人たちがいました。
岩は濡れていますし、チェーンにつかまって登るなんてとても自分にはできないだろうとぼんやり岩を登る人たちを見ていると、彼が「登りなよ」と声をかけてきました。「登れないよ」と返していたのですが、私の目の前でどうみても山というよりハイキング向きの服装で、年齢が私の一回り上ぐらいの女性が登り始めたのを見たとき、私の負けず嫌いが刺激されました。
その女性の後をついて登り始めて、岩の中腹で下を見ると彼が見えません。そのまま登り始めて、一つ目の天狗のところでふっと下を見ると彼も登ってきていたのでびっくりしました。
どうやら彼は「登りなよ」と言ったものの、私が本当に登るとは思わず驚いて追いかけてきたようです。

天狗岩、Okutama-Mitake Mt.

その一つ目の天狗の近くまで登って記念撮影している人たちを見ながら、私たちはそこまで行かずに岩を横に移動し、次の天狗を下から眺めそのまま降りて行きました。
天狗岩、Okutama-Mitake Mt.


私たちの前を小学4年生ぐらいの女の子とお父さんが降りていましたが、お母さんと弟らしい男の子が何度も呼びかけていました。お父さんは「集中できないから呼ばないで!」と叫び返していました。その気持ちわかります...。
足場を確保したり、上半身を支えるためにチェーンを持ちながら降りるのは集中力がいるのですから。
写真の上に四角い柵があり、その向こう側に天狗がいます。こんな感じのところを登って、降りてきました。
天狗岩、Okutama-Mitake Mt.

わたしたちは今回、山靴を購入していたのでそれが幸いしました。靴底に凹凸があるので、濡れた木の根でも、こんな岩登りでも、滑ることなく安心して歩くことができました。
やはり目的に合った道具を準備することって重要ですね。

ロックガーデンはまた続き。

[okutama]