人生を掃除する人しない人

20年間敗け知らずの「雀鬼」の桜井章一氏と
企業のトップでいながら、トイレ掃除という活動を通じ、
国内や海外の多くの人々に行き方の基本を説いている鍵山秀三郎氏の共著。

特に共感を持ったポイントは

  • 生活感覚
  • 美意識
  • 素直と勇気
  • 感性

人間と人間との間を埋める「生活感覚」があるか?
何かをするとき、そこに「美意識」というものがあるかないか?


「違和感」を感性で感知し、一瞬で気付く。その一瞬で感じるための唯一の手が「素直と勇気」では?
素直な心で勇気をもって、いろんな方向に関心を持っておくこと。
「素直と勇気」があれば、自ずと本質が見分けられる。



感性については桜井氏が次のように述べています。

感性を豊かにさせていくと、意志というものが強くなってきます。
つまり、約束を守るとか、人に対する愛が生まれてくる。
・・・
むかし、明治維新以前は知性というものは下品とされたわけです。知性よりも品格というか道徳というか。
・・・
でも、いまの教育はそうではありません。知性優先、知識一辺倒です。
いま、愛が必要だよ、などといっても、誰も分かりません。


そして、最後の鍵山氏の「生きざま」に関する言葉が身に染みます。

 「そこに存在することによって、何らかの影響を人に与えられるような、そんな存在に、私はなりたいと思います。」 


この本は今の私の目をはっきりと覚ましてくれました。

Be clean yourself and your life will be clean.