ワークライフバランス

小室淑恵さんの講演を聴いてきました。
タイトルは、

  あなたが輝く働き方
 〜秘訣はワークライフバランス!〜


小室さんの著書を読んだことがあり、共感する部分が大きかったので、今回の講演に申し込みました。
ざっくりと小室淑恵さんの紹介をすると

資生堂の社内ビジネスモデルコンテストで130件の提案をおしのけ、優勝。入社1年でインターネットを利用した育児休業者の職場復帰サービス事業を立ち上げる。その後、資生堂を退社し、休業者復帰支援サービスを提供する「ワーク・ライフバランス」を設立、同時に長男も出産。充実したワーク&ライフを実践する女性として、現在も走り続ける。


 ----- AERA for Women 6月号


そんな彼女の1時間半にわたる講演。


簡単にポイント


*原材料はライフの中に。
  →スキル、アイデア、人脈
 その原材料を得るには残業をなくすこと。
 会社にいても、原材料はない。ゆえにアウトプットは枯渇。


*残業なしということは、限られたリソースゆえに、
 能率を変え、効率をはかり、成果をあげる必要がある。
 アフター5は子育て、介護、自己研鑽などに当てられる。
 →充実したライフ&ワーク


少子化問題
 各国の女性の労働力率と合計特殊出産率を見てみると
 出産率が上がるほど、女性の労働力率は上昇している。
 しかし、日本は労働力率も出産率もともに低い。


 働きながら子育てをする女性を支援する
 男性も含めた働き方を見直す必要がある。


*現在、利益重視の会社ほどワークライフバランスを見直している
 というのも、現在、新卒を採るのに一人100万かかり、
 3年育成するのに1000万かかる。
 その3年で退職されると、リソースにかかる費用が無駄になる。
 そのため、ライフワークバランスを見直し、
 ライフもワークも充実した組織作りを追求する必要がある。


*残業なしという組織作りはこれからは男性問題となる。
 というのも、15年後の日本は75歳以上が一気に増え、
 その介護をする人が増える。
 そして、未婚男性の一人っ子については
 介護リスクが高いとこれからはみなされる。
 

*これからの企業の経営課題は
 - 子育て中も含めた女性の登用
 - 時短、休業後も働く体制を作る
 - 残業なしあるいは在宅勤務などへの体制作り
 - マネージメントの意識


*多様性の受容(ダイバーシティ


*休業中はブランクではなくブラッシュアップの時間


他にワークライフバランス実現のコツを職場編、家庭編でアドバイス
特に家庭編はとても熱心に聴いてしまった。


とても可愛らしい女性で、プレゼンの最中、
グラフやイメージを手を大きく動かしながら
説明するのがとても分かりやすかった。


これからは最低一つのスキルアップとして
プレゼンテーション力のUPと
紹介していたけど、彼女の講演を聞いていると
とても説得力がある。


端的に話して訴える力。
養おう。

http://www.work-life-b.com/

新しい人事戦略 ワークライフバランスー考え方と導入法ー

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