オルセー美術館展@世田谷美術館

読売新聞社からチケットをいただいたので、「オルセー美術館展パリのアール・ヌーヴォー ―19世紀末の華麗な技と工芸―」へ行ってきました。
Takさん、ありがとうございました!


同行者はアンリ・リヴィエールの版画、「エッフェル塔の建築現場」と「セーヌ川の祭、7月14日」が気に入ったそう。特に前者を「いいよ」と繰り返してました。

わたしはブロンズに金メッキのオーギュスト・ルドリュシュッス兄弟社の「貝殻形小皿“知りたがる女”」に惹かれました。
丸い葉に凭れるように、女性が目を閉じ漂う雰囲気を持っていながら、このタイトル。
そして、やはり、ラピスラズリ色の壁に囲まれた、貴婦人の部屋!
ルネ・ラリックの金、銀、タイヤモンドでかたどられた「飾りピン“芥子”」やリュシアン・ガイヤールの螺鈿の「飾り櫛“西洋さんざし”」にうっとり。


こちらの展示会を見たあとは二階の収蔵展。
「和のいろ・かたち―日本画と工芸品を中心に」北大路魯山人の器は寄贈品だった。このあたたかな厚みのある器に料理を盛ったら私の料理でも違った味わいになるかな?

あと気に入ったのはこの後の特集展示。―駒井哲郎版画コレクション―の長谷川潔の「狐と葡萄(ラ・フォンテーヌ寓話)」のメゾチント。

あの縄で編まれた狐と上に描かれた葡萄があたたか。