THEハプスブルグ@新国立美術館


本当は二人で見に行くはずだったハプスブルグ展。でも、行く直前にケンカしたので一人で行ってきました。お昼過ぎに到着したのですが、混雑していた新国立美術館。さすがにハプスブルグ家の絵画の数々は豪華絢爛です。見終わる頃にはおなかがいっぱいになりました。私の中での見どころはベラスケスの2枚の絵「白衣の王女マルガリータテレサ」そして、「皇太子フェリペ・プロスペロ」です。まだ幼い皇太子。生命力が弱く、この絵の2年後に亡くなったということを読みながら見ると改めて線の細さを感じます。そして、王女マルガリータは幼くしても品格というものが備わっていて、こういうものは生まれつきのものなのね、と悲しくも納得してしまいました。あとはサロモン・ファン・ライスダールの「渡し船のある川の風景」。この伸びやかに広がる川の風景が、濃厚な絵画の中で一息つかせてくれました。


日本とオーストリアハンガリー二重帝国(当時)が国交を結んで140年の節目にあたる今年、ウィーン美術史美術館(オーストリア)とブダペスト国立西洋美術館ハンガリー)の所蔵品からハプスブルク家ゆかりの名品を核に選りすぐり、絵画の至宝75点に華麗な工芸品を加えた計約120点を展覧する大規模な美術展を開催いたします。

ヨーロッパに600年以上君臨したハプスブルク家の歴代の王たちは、芸術を庇護し、愛し続けました。本展では、宮廷画家として活躍したデューラーティツィアーノ、ベラスケス、ルーベンスハプスブルク家ゆかりの巨匠たちに、クラナッハ、ラファエッロ、エル・グレコゴヤらを加えた、総勢約50人もの大家たちによる逸品が集結します。イタリア絵画、オランダ・フランドル絵画、ドイツ絵画、スペイン絵画の代表作を紹介する本展は、16世紀から18世紀にかけての西洋美術の系譜と真髄をたどる絶好の機会となるでしょう。また、ルドルフ2世の宮廷芸術家だったミゼロー二の工芸品や、皇帝が実際に装着した甲冑や盾などは、ヨーロッパ貴族の華麗さと剛健さを伝え、展覧会に彩りを添えています。

参照URL
screenshot