川井郁子＆ファルフ・ルジマトフ　１st Collaboration COLD SLEEP@新国立劇場（初台）

昨日、川井郁子＆ファルフ・ルジマトフ*1のCOLD SLEEPを観てきました。
ヴァイオリンとバレエの共演と聞くと、舞台の上でヴァイオリンを弾く川井郁子、そこで踊るルジマトフというイメージで向かったのですが、驚くことに地球上の男女という雄大なストーリーに沿って川井郁子も演奏しつつ、役柄を演じていました。
残念だったのはもう少しヴァイオリンのソロを聴きたかったこと。前半はなかったのでかなりがっかりしました。後半は聞けたので、良かったのですが。特に後半のラスト２曲、アントニオ・ストラディヴァリウスに変わった途端、音の違いに驚きました。涙が出るかと思うほど豊かで美しい音色でした。
素晴らしかったのはルジマトフの踊りと岩田守弘の振付。ラストのホセ・リモン振付によるバッハのシャコタンヌも非常に素晴らしかった。そして、打楽器の演奏も非常に力強く胸打つ演奏で、ルジマトフの踊りにパワーを与えており、今回の舞台で初めて拍手が出た場面でした。
ルジマトフの柔らかで鍛え抜かれた筋肉とまた和太鼓を打つ服部博之と辻裕の筋肉との対比に見惚れていた事をひっそりと記しておきます。
※当日券も販売していました。

川井郁子＆ファルフ・ルジマトフ　１st Collaboration COLD SLEEP
“ヴァイオリンの女神”と“バレエの美神”がコラボレーション！川井郁子＆ファルフ・ルジマトフ１st Collaboration COLD SLEEP｜e+（イープラス）Theatrix! Pick Up

ヴァイオリン：川井郁子　Ikuko Kawai

バレエ：ファルフ・ルジマトフ　Farukh RUZIMATOV

振付：岩田守弘

音楽：塩入俊哉（音楽監督）

高田ミドリ、服部博之、辻裕（打楽器）

ACT-1 Scene

ACT-1 Prologue

オーロラ

REBORN

恋

スカーレット・コンフェッション

嵐が丘〜ヒースクリフに捧ぐ〜

ACT-1 Epilogue

ACT-2 Scene

ACT-2 Prologue

対峙

カザルス：鳥の歌

インスティンクト・ラプソディ

ヴァイオリン・ミューズ・ドラマティック

REBORN

カッチーニ：アヴェ・マリア

J.S.バッハ：シャコタンヌ（振付：ホセ・リモン）