月点前、茶箱

今回のお稽古も茶箱。でも、はじめての月のお点前。これは秋のお点前で、雪月花のお点前の中でも一番美しいお点前だとか。
私にとっては、お茶碗を包むお仕覆の紐とお棗を包むお仕覆の紐の扱いがまず、乗り越えるべき壁!
茶巾筒には茶巾と鶯(うぐいす)というUピンのような金具をかけました。これは板の上に差し、ここに茶筅をたてておくのです。茶箱は基本、外で行う野点てですので、風が吹いて茶筅が倒れないようにするためだそうです。
鶯は元々は香道のお道具で、その名前の由来は鶯の止まり木のようだとか次の歌がその由来*1だとかとのことです。

飽かなくに折れるばかりぞ梅の花
香を訪ねてや鶯の鳴く
―順徳院(続後拾遺集・春上・四九)
茶箱、月

掛江(かけごう)には香合、古袱紗、羽箒、茶杓袋に入った茶杓、袱紗を仕舞います。
茶箱、月

ホトトギスはもう少し短くした方がいいのですが、つぼみが多く付いていたのでかわいそうでそのまま飾っています。
ホトトギス、山苺

主菓子は十三夜餅。中にはおはぎ。
十三夜餅、wagashi

茶箱はもともと好きですが、月点前はとっても楽しかったです!