青山・善光寺にて秋季お茶会
着物でお茶会デビュー。
- 濃茶席
- 薄茶席
- 立礼席
- 点心席
立礼席は男子席。席主の方はシンガポールに数年駐在していたということで、「東南アジアの趣きで」という題目。実はこの方は私がこの3月末まで10年近くお世話になっていた会社出身の方だと判明し、是も何かのご縁かと床に飾られた「和」を感じました。
茶席の趣向は待合からしてお軸の替わりに南十字星の写真を飾ったり、水盆に蘭を浮かべたり、オリエンタル。
また、菓子はこの季節の「雪輪」に、東南アジアをイメージした「スターフルーツ」の干菓子。
この「スターフルーツ」、美味しかったです。
お運びの後に、薄茶席、立礼席、点心席、濃茶席と回りました。
点心席はお弁当をいただくお席。
八竹(はちく)のお弁当をいただきました。
茶巾寿司がふんわりとした甘さでした。
立礼席以外は正座の時間。
待ち時間も長く、足を崩してもよいということなのですが、着物なのでそうもいきません。あまり痺れないのですが、それでもやはり足は痛くなり...。
しかし、流れるようなお手前を拝見し、珍しいお道具をこの手に取り、ほの暗い茶席でポコポコとお湯が沸き、湯気が立つ中での茶席は風情があり、とてもいい経験となりました。
(正客の譲り合いをみたときは、これが話に聞く!と思い、そういうのもまた面白く。)
本席
床 慈眼寺澤梁堂和尚筆 和
花 蘭 シンガポール
花入 銅製 トルコ
香合 錫製南瓜 カンボジア
釜 車軸釜 奈良釜川邊庄造作
水差 染付手桶 平安祥堂造
薄器 五彩焼 泰国
茶杓 高桐院剛山和尚作 銘虹
茶碗 透明釉白磁 中国湖南 南朝時代
替 黄彩 中国大明成化年製
替 花三島 韓国端昌造
蓋置 ガルーダ 印度尼西亜
建水 椰子の実 印度尼西亜
水次 セラドン 泰国城都
茶 松清の白 祇園辻利詰
菓子 雪輪・スターフルーツ 東宮製
器 蒟醤 緬甸
器 ペラナカン 馬来西亜
煙草盆 蒟醤 雪斉造
火入 染付 静山造