小学校で茶道

私が習っている茶道教室では、年に一度、
春に卒業する小学生たちに「日本の心」と「礼儀作法」を学んでもらうため、
授業の一環として茶道を体験してもらいます。


昨年より習い始めた私は初めての参加。


前回のお稽古のときに水屋だけでなく、
お点前もするようにとのことでしたので、
家でも自主稽古をしておきました。
不安は残るものの、後は本番にかけるだけ。


会場の準備も整ったところで、チャイムが鳴り、先生率いる生徒たちが入室してきました。
畳に6、7名の生徒が座り、中央で先生が茶道の説明をしてらっしゃる背後で私のお点前も開始。



うーん・・・。
途中、いろいろあったものの隣で姉弟子も指示してくれたので助かりました。
次の時間は姉弟子がお点前し、最後の授業で再び私の番。
待っている間に水屋でお浚いしておいたのに、座るともう真っ白。
それでもなんとか終わらせましたが。


師匠は生徒たちに正座や立ち方、
真・行・草(しん・ぎょう・そう)のお辞儀の説明もしていました。
これは、彼らが卒業式に舞台に立って、卒業証書を渡されるときに
きれいなお辞儀をしてもらうためです。
授業の最後は全員で真のお辞儀をして、終了。


私も緊張していましたが、どうやら生徒たちも緊張していたようで
先生たちはいつもと違っておとなしかったとおっしゃっていました。
クラス毎に個性が異なり、これは先生の指導にもよるのでしょうか。
生徒たちの質問もなかなか面白く、例えば、
茶道の流派について、棚の種類について、和菓子について、畳の値段についてなどなど。
裏で聞いていて勉強になりました。


3クラスすべて終了し、私たちも昼食に給食をいただきました。
ここの給食はおいしいそうで、確かになかなか!
久しぶりの給食も、それも広い校庭を臨みながらいただくのも気持ちが良い。


片付けの後は師匠より着付けレッスンもしていただきました。
今年の目標は自分で袋帯まで着付けられるようになること!
コツも教えていただいたし、なんとか達成したい。
それもできれば、5月までには。



みなさん、背筋よく、笑顔で卒業式を迎えますように。



お軸は
桃花春風笑(とうかしゅんぷうにえむ)