フォークの歯はなぜ四本になったか

本の選び方というものは

  1. 図書館に行ったときに興味のありそうなものを選ぶ
  2. 本屋で興味のありそうなものを選ぶ
  3. 友人、知人から教えてもらう
  4. 雑誌やネットの書評などで興味のあるものをチェックする

等の方法があるかと思いますが、こちらの「フォークの歯はなぜ四本になったか」は読書用にチェックしているこちらのブログ → 大学教師が新入生にすすめる100冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる で興味をひき、図書館で借りました。アブサロム、アブサロム!*1もここを参考に借りたところ、大変感銘を受けました。私、権威に弱いもので東大教師が新入生にすすめる本等と書かれたら、読んで知性を養わなくては!と思ってしまうんです。

戯言はともかくとして、

「形は失敗にしたがう」と著書が述べているように、フォークをはじめ、ポストイットやジェムクリップ等が使われていく中でさまざまな不便さ、不都合さという失敗を排除していき、多種多様な形を増殖し、排斥され、今の形に進化してきたという過程が大変な情報量で読むことができます。生命の如くさまざまな枝葉に進化していく実用品。その莫大な進化の過程に命の息吹さえ感じてしまう身近な実用品。

画家のN.Cワイエスの息子がペットボトルの生みの親というは発見。

なお、定価3,800円のこちらの著書ですが、amazonで84,000円で売られていました。


フォークの歯はなぜ四本になったか―実用品の進化論

フォークの歯はなぜ四本になったか―実用品の進化論