neoneo展 Part2[女子]@高橋コレクション


時間があったので、日比谷にある高橋コレクションへ。美術館は時々行くもののギャラリーなどへ行くことはほとんどなかったのですが、この5月に上野で開催されていたネオテニー・ジャパン*1がアートブロガーの皆さんの間で評判が高かったので、行ってみた次第。
なお、ネオテニー、neoteny(幼形成熟の意)という言葉はこの時期に知り、その後、松岡 正剛著「フラジャイル 弱さからの出発」を読み、その関連について少々の知識を得ました。
今回の展示はそれよりさらに10歳若いというネオネオ世代の女子版(男子はすでに終了)。
なれない雰囲気に少しドキドキと緊張しながら、19名の女性たちの作品を鑑賞。結構、圧倒。そして、なぜか恥ずかしさとか感じてしまった。女性として、隠しておきたい部分、見ないようにしていた部分、そんなものが垣間見えたのかな。それぞれの作品を見終わり、ぐるりと会場を見終えたときに思ったのは、「身体性」。生命を産み出す性だからか、身体を見逃すことの出来ない、そしてそれを呼び起こそうとしているように感じた。
ただ、塩保朋子さんの作品はもっと原初的な、あるいは身体性をはるかに超越したところの生命観を感じて、穏やかでかつ渦巻くようなエネルギーもあって、それが私には心地よかったです。

高橋龍太郎事務所

フラジャイル―弱さからの出発

フラジャイル―弱さからの出発