MELODY GARDOT

渋谷クアトロでメロディ・ガルドーのライブを聴いてきました。彼女は9歳の時に交通事故に遭い、骨盤が砕かれ頭部も負傷。1年間寝たきりの生活を余儀なくされる。いつもサングラスをしているのは、その事故の後遺症による視覚過敏のためです。実はそんなことを知ったのは、このライブに行くことが決まってから。
そんなダメージを受けたなどと舞台の上では全くわからない。しっとりと主張しすぎない歌声。舞台でポルトガル語サウダージの説明をしていましたが、彼女の音楽はサウダージそのもの。そして色っぽさもたっぷり。
でも、話すと少し早口でユーモアがあります。ヘビースモーカーなのか、タバコは吸わないのよと言いながら、歌の中で2本ぐらい煙草を吸っていました。吸い殻が小さくなってもそのまま手に持っていて。
"If The Stars Were Mine"ではサックス奏者がフルートに持ち替えて。この人がまたよかった。繊細に情感豊かに奏でる音色。また、品もありました。

ラストは"Caravan"。
アンコールのラストは囚人の方が歌っていた音楽。Soulに響いたので、きっとあなたたちのSoulにも響くことでしょうと...。アカペラで祈りのこもった感動的な歌声でした。

夜と朝の間で

夜と朝の間で