[art]ルーシー・リー展@国立新美術館(六本木)

細い高台、広がる上部、またその緩やかなゆがみ、口当たりの薄そうなその厚み。
あるいは独特の色彩感覚またはその組み合わせ。
鮮やかなブルーに黄色、光るような緑、少し灰色かかったピンク、そこに入る茶色。
黒と白の鮮やかなコントラスト。


高台ではない大鉢、特に釉薬が溶岩のものには大ぶりの枝物を活けたい。
白釉にスパイラルが描かれている花器は象牙のよう。今の季節だったらチューリップが合いそう。
ブロンズ釉の器には林檎などをのせてみたい。
想像しているといろんな想像が膨らみます。

彼女の生き方そのもののようにシンプルで高潔、
大胆で優雅なフォルムの器たち。
20世紀を代表する陶芸家ルーシー・リーの没後初の本格的回顧展。
創作の奇跡を選りすぐった約250点でご紹介いたします。

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国立新美術館
6月21日(月)まで