1月の読書記録

新年の休みがあったのに9冊。でも、読みごたえのある本ばかりでした。

1月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1917ページ

アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだアフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ
イランの代表的映画監督によるアフガニスタン・レポート。タリバンによって爆破されたバーミヤンの磨崖仏については報道されても、その国の悲惨さー戦争や飢餓で死亡率が10%に達するなどーについては全く無関心であると指摘。「石仏は崩れ落ちることで瀕死にある国を指した。だが、誰もそれを見なかった。愚か者は、あなたが月を指せば月でなくその指を見るのだ」通りに積み重なる飢餓死亡者、国中に埋まっている地雷、経済活動のための戦争、麻薬の売買、それでも結局他の国々に搾取しているという現状、部族間の壁など。多くの人に読んでほしい
読了日:01月27日 著者:モフセン マフマルバフ
私の脳はなぜ虫が好きか?私の脳はなぜ虫が好きか?
読了日:01月27日 著者:養老 孟司
食卓は学校である (集英社新書)食卓は学校である (集英社新書)
第六時限、食の仲間の章が特に心に残った。食を楽しむことは、人生を楽しむこと。例えそれがまずい料理だとしても!今あるこの時間の流れをよく噛み締め、味わい、堪能しよう!
読了日:01月22日 著者:玉村 豊男
アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)
読了日:01月16日 著者:岡田 尊司
脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
北京オリンピック競泳日本代表チームに講義を行い、その結果に大いに貢献したのが著者。脳に悪い7つの習慣は当たり前と思われることもあるし、意外な習慣もある。どちらにしても、根拠がしっかりと示されているので、わかりやすい。そして、「昨今の格差拡大社会は脳が望まない方向ではないか」、「人は違いがあるから面白く、また違いを持っているからこそそれぞれに才能を発揮する。その違いを認め、ともに生きていく」ということを脳が望んでいるとあるのも共感。
読了日:01月16日 著者:林 成之
タオ―老子 (ちくま文庫)タオ―老子 (ちくま文庫)
手元に置いて、何かの時にページを開きたくなる本。強張っていた身体や心がほぐれていくのを感じる。
読了日:01月15日 著者:加島 祥造
絵で見る十字軍物語絵で見る十字軍物語
ギュスターヴ・ドレの挿絵とともに、五百年にわたる十字軍の物語をざっくりと語っている。地図付きなのも嬉しい。年表もあるとさらにわかりやすかった。サラディーンとリチャード獅子心王の戦いや、聖戦とみなされなかった第六次十軍の記述が興味深い。それにしても「神がそれを望んでおられる(Deus lo vult)」という言葉の威力はすさまじい。国や地域によっては、この言葉に今でも引きずられているのではないか?
読了日:01月15日 著者:塩野 七生
考えない練習考えない練習
頭で考えるのではなく、五感を使い、実感を強める。「慈悲」について誤解していたが、穏やかであるようにと念じることだそう。悲しいという感情に心が侵されていると、心が怒っていので苦が生じ、身体も蝕まれていく。「集中」は目的ではなく、道具にすぎないという言葉は発見。
読了日:01月10日 著者:小池 龍之介
蒼龍 (文春文庫)蒼龍 (文春文庫)
読了日:01月06日 著者:山本 一力

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