初釜に向けて


昨日と打って変わって、快晴。
茶道の稽古に向かう。

今日の出席者は多くて、5名。賑やか。
お稽古は初釜に薄茶の点前をすることになったので、そのおさらい。

和菓子は冬籠もり。
花は椿、咲分け。

先生に、お茶は楽しい?と聞かれました。
私は楽しい。
なぜかと言うとお点前中は何も考えず(考えられず)に、目前の事に集中しなくてはならないから。その空っぽな時間が心地好い。そして、あの利休や豊臣秀吉の時代から綿々と引き継がれた道だと馳せるだけで、その果てしなさ、多くの人に愛され大切にされてきた文化だという重みにくらくらと目眩がする。
そんなことを話しました。
先生も秀吉がさわったお茶碗にさわれる、あるいは同じところに口をつけると考えるだけでもすごいことよね、と。そこまで行くにはよほど精進しなくてはならないけど、と笑ってらっしゃいました。
芸術作品に触れることができるのは茶道ならでは。
そしてその所作も芸のひとつ。