初釜、半白祝いの茶事

初釜、そして半白祝いの茶事。


半白祝いというのは今日が先生の誕生日。
百から一本引いた白寿の半分になられました。


先生の茶会同期の方々やわたしたち弟子があつまり
総勢16名(内男性4名)の茶事。


ベテランの方々は先生の誕生日にかけて、
お召し物を「めでたいもの」をキーワードにし、
着物はもちろん、洋服の方も工夫を凝らし華やかです。


水屋、茶席、会席の3つにグループを分け、いよいよはじまります。

会席はいつものごとく美味しい。
蕎麦がきのだし汁も絶品。
お酒はにごり酒の夜酔桜(よわいさくら)。
茶人は呑み助が多いのです。


今日は先生の仲間、つまりは裏千家のベテランの方が多くいらっしゃるので、
とても勉強になりました。


道具の置き方ひとつにしても理屈を説明くださったり、
濃茶から薄茶に移る続き薄茶では正客は拝見があるから次席に譲り、
つぎに正客がお茶をいただくときは次席を飛び越え、三客にお先にと挨拶するなど
どういうことなのか分からないことも多かったが、
さまざまなことを目の前で教えてくださった。



茶花は椿の白玉。
お軸は「白桂尚可磨」(はっけいなおみがくべし)
白い珠でも磨いていきなさい、という意味。




外ではチラホラと小さな白い珠が舞っておりました。